04 校舎の窓ガラス

昔々(1980年代ごろ?)は、学校のガラスを割って回る少年や少女がいたようです。
有名な尾崎豊の曲でも、青春で学校のガラスを割って回る歌詞があったはず。うろ覚えですが。

少なくとも私の身近には校舎のガラスを割って回る人はいませんでした。育った地元が長閑で、どこかおっとりした田舎だったからでしょう。
一応、別の地域出身の友人に聞いてみたところ、中学校の校内でバイクに乗った不良はいたようです。
ガラスも何枚か割られたとか。「まさかぁ? ほんとにいたの、そういう人!」と笑い、稀なケースだと考えていました。

しかし最近、ニュースをチェックしていると学校のガラスが割られているのに気づきます。
といっても、全国規模で、2か月に1件あるかないかの割合です。それが多いか少ないかは判断に迷うところですが…
そもそもニュースに取り上げられるほどガラスが割られる事件って少ないんです。校内でボールをぶつけてしまってガラスが割れてしまったことや、ぶつかって割れてしまうことはニュースに取り上げられるレベルではありませんから。

また、ガラスを割ることが目的ではないけど、ガラスも割られていた事件もあります。
例えば、侵入するためにガラスを割った、とか。

2013年の春ごろ起こった、「漫画のマネ」をして校舎を水浸しにした女子中学生の事件は、さすがに唖然としたものです。(彼女たちもガラスを割って侵入していました。目的は、学校を荒らすことでガラスを割って回ることではありませんでしたが)

中学生の13歳の女の子が引き起こした事件だと知って、二重に驚きましたね。男の子だとばかり思っていたら!
ストレス発散だったのでしょうか? 驚かせたかったのだとは思うのですが…それにしてもやりすぎは否めません。黒板に落書き程度で済ませて欲しかったものです。
また、ガラスを割って回ると確かに気分は良いのかもしれないのですが…ガラスって高いんですよね。
大きさや種類にもよりますが……ガラスをストレス発散や面白そうだから、で割っちゃう子は、自分が全額弁償する前提で実行に移してほしい。

……いえ、実行すべき内容ではありませんが。